テニス肘(外上顆炎)

1.テニス肘(上腕骨外側上顆炎)とは
テニス選手がバックハンドストローク時に肘の外側に痛みを生じさせることから、一般的に「テニス肘」として広まっていますが診断名としては「上腕骨外側上顆炎」とされます。肘の外側には、手首を伸ばしたり、指を伸ばす筋肉が付いていて、この筋肉の使い過ぎることによって筋肉の付着部である上腕骨外側上顆に負担がかかり、炎症を起して痛みが出現します。

2.どのような人がテニス肘(上腕骨外側上顆炎)になるの?
上腕骨外側上顆炎は50歳代に最も多く、主婦が大半をしめています。繰り返しの手関節の運動が最も痛みと関連しているといわれており、長時間パソコンのマウスを使う人、レジ係などの手を頻回に使用する仕事が多く見られます。また、肩などの他部位の機能低下がみられる場合も動作の中で肘関節に負担をかけ,痛みを出現させることもあります。

3.テニス肘(上腕骨外側上顆炎)への対処方法
@急性期(痛めてから3週間以内)

安静: 無理な運動は痛みを増悪させてしまう場合があります。炎症を抑えるために安静が必要です。
生活の中で痛みが出現しないように注意しましょう。

アイシング:
痛みの出現している部分に10~15分(1時間以上間隔をあけて繰り返しおこないます)

生活指導 日常生活においては以下の1〜3に気をつけておこなってください。
1:上から物を掴むのではなく、下から持ち上げる
2:物を持つときは脇をしめる。
3:手を伸ばしたままではなく、近くに寄って肘を曲げて物を持つ

肘に負担のかからない持ち方
肘に負担のかかる持ち方


A慢性期(3週間以降で痛みが軽減している状態)
肘に痛みが生じない範囲で腕の筋肉を柔らかくしていきます。また長期に渡って肘の痛みがある場合は体幹(体)が硬くなっている場合も多くみられ、この部分の柔軟性も肘の痛みの改善に対して必要です。

ストレッチ@(腕を柔らかくしましょう)

@息を吐きながら腕を前方に背中を後方に丸めるように押していきます。
背中が伸びているのを感じるようにしてください。

A背すじを伸ばし(身長が伸びるようなイメージで)ながら肩を後に引いていきましょう。

B両手を組んで体の側面を伸ばしましょう。

呼吸を止めずに20秒〜30秒保持します。
※痛みの症状に変化がみられない場合は肩専門医の診察を受けるようにしてください。
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