スプレンゲル変形 (Sprengel shoulder)

生まれつき肩甲骨の位置が高く、肩甲骨の動きが十分でないため肩が十分に挙がらない疾患です。脊椎と肩甲骨の間に肩甲脊椎骨という過剰な骨がしばしばみられます。きわめてまれな疾患で、専門医でも生涯に数人の患者さんをみるかどうかという頻度です。

診断
肩甲脊椎骨がある場合はレントゲンで診断可能です。肩甲脊椎骨がない場合は症状から診断しますが、小児整形外科専門医か肩関節専門医で特に本疾患に経験のある医師でないと診断は難しいと思います。

治療
唯一の治療法が手術です。
* 印は肩甲脊椎骨と呼ばれる過剰にできた骨。
その形態から、「天使の羽」とも呼ばれる。
肩甲骨骨切り術の実際
肩甲骨を電動のこぎりで切って外側の部分を下方に引き下げます。大変なようですが、最も安全な手術法です。
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